宇都宮
ブレーキやシフトワイヤーの交換頻度ってどれくらい?
2019年11月28日 [宇都宮]
TREK Bicycle 宇都宮ストアニュースをご覧いただき有難う御座います。
メカニックスタッフの小林です。
自転車はタイヤ、ワイヤー、チェーン、シフターなど、様々な部品によって構成されています。
そして、その部品の半分以上は消耗品と言っても良いくらい、定期的な交換が必要になってきたりもします。
そこで今回はその消耗品の一つでもあるワイヤー交換についてご紹介いたします。
その前に「そもそもどのくらい走ったら交換すればいいの?」という質問も多いでしょう。
実際のところ「コレ!」と言う目安になるものはあまり無いため、下のどれかに当てはまったら交換するのをおすすめします。
1.チェーンを交換するくらいのタイミング
2.4~5000km走ったら
3.1~1年半経ったら
4.ワイヤーがほつれてきたり、錆が出てきたら
5.ブレーキやシフトの操作が重くなったりレバーの戻りが悪くなり始めたら
特にブレーキワイヤーに関しては切れてから交換ではあまりにも危険なのでその前に交換しなくてはいけません。
と言うことでワイヤー交換のおおよその流れを見ていきましょう。
まずはバーテープを剥がしてブラケットの位置を確定。
(バーテープを巻いてからだと大きく変更することが出来ないため)
ちなみに通常であればバーテープはあまり再利用は出来ませんが、お客様の希望とバーテープが使いまわせそうな状態だったので再利用します。
今回はハンドルを変えた後にブラケット位置やハンドルの握る場所がしっくりこないとの事で、
ブラケット位置をしゃくらせた状態に変えて作業を進めていきます。
どんどんワイヤーを外していくと・・・・
ぱっと見綺麗な様に見えても内部のこんなところに錆が浮いていたりもします。
ワイヤーを全て外したら次は新品のワイヤーを取り付けるわけですが、
今回はハンドル内装なのでやり方が少し特殊になります。
新品ハンドルやもともとハンドル内部にワイヤーが通っていればライナーでガイドを作りやすいのですが、今回はハンドルの外にワイヤーが通っていた状態なので一から通しなおす必要があります。
そこで出番になるのがこちら
パークツール IR-1 インターナルケーブルルーティングキット!!!
色々組み合わせたり、意外な使い方も出来たりする優れもの!
磁石のついたただのケーブルなのに見た目以上に金額のお高い工具・・・・
細かい部分は省略しちゃいますが、こんな感じでワイヤーを引っ張ってこれるわけです。
こんな感じでワイヤーを直接引っ張ってくるもよし、ドリルみたいなやつをライナーに付けてライナーを直接通すもよし、と使い方は様々。
インナーを通したらアウターワイヤーを通して、長さだしの作業。
アウター受けの位置にワイヤーを持ってきて、ハンドルを最大まできって引っ張られない程度にするのがベストな長さ。
※勢いあまってハンドルをフレームにぶつけない様にしましょう。
ちなみにインナーワイヤーを通す際は、
こういったシリコングリスを使うか、何も塗らないのどっちかを選びます。
間違ってもラスペネ等の浸透潤滑剤は使わない様にしましょう。
塗った直後は良いですが、アウターケーブル内にある樹脂を腐食させるので長期的に見ると逆効果です。
外から見える部分はこう言った部分はワイヤーに書いてある刻印が見えるようにしてあげると、ふと目に入った時にうれしくなりますね?
アウターの長さを出した後はインナーワイヤーを通してカットして終了です。
位置的にはインナーキャップを付けてブレーキアーチの先端くらいになるのがベスト👍
最後にバーテープを巻いて、調整を行って作業は完了です!
エアロハンドルなのでバーテープが肩の位置で止めても見た目がスッキリしてますね。
【今回の作業費用】
ブレーキケーブル:BC-9000 ¥3,985
ワイヤーケーブル:R-9100 ¥4,300
バーテープ交換:¥1,900
ワイヤー交換(ハンドル内装):¥2,550x4(ハンドル外装は¥1,700)
前後ディレイラー、ブレーキ調整:¥900x4
合計¥23,985
ワイヤー交換以外にも車体で最近調子が悪いな、ここを見て欲しい等のご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。皆様のご来店をお待ちしております。
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