六本木ヒルズ
初めてのタイムトライアル
2019年11月3日 [六本木ヒルズ]
(大島からの続き)
初めての10.2km タイムトライアル、ほぼ初めてなDHバー。
前日があまりにも楽しかったためか、レース当日になっても走れるうきうき感の方が大きく全く緊張感がわかないのですが、それはそれでいいことなのかも?とりあえずはコースの下見がてらに3回ほど試走をしてみます。
Google Street View でチェックしていた時は思いのほかクネクネとしているコースに不安感があったのですが、まるで私の気持ちを読み取ってくれるが如く、Madoneは自然と進むべき方向に進んでくれます。
DHバーを握って走る練習ができなかったのでちゃんと曲がれるかが不安だったのですが、これなら大丈夫!!むしろ、バーを握っている時の方が楽ちん♪。普通の道なのにDHバーで走っている人って何故??と実は思っていたりしたのですが、これでようやく理解できました。楽なんです。
でも何気にやっかいだと思ったのが、登りの時です。これまた写真だと分かり辛いのですが、上の写真にもあるような”このちょっとした登り”がライダーたちを苦しめます。
DHバーは握るべきか?握らないべきか?
握らない場合はダンシングをするか?しないか?
他の方々にも聞いてみたのですが、これだけは人それぞれみたいです。ちょっとした登りならばバーを握っていた方がいいのですが、ある程度の距離がある場合はドロップを握ることが多いみたいです。
確かに短い距離であれば、登りが始まる前に思いっきり加速をしてmomentum で行ってしまう方がコンマ一秒でも効率は良さそう。でもその為にはある程度のスプリント力も必要か。。。
ま、今回は最初から”お試し”という軽い感覚での出場なので、とにかく転ばないことだけ気を付けて、楽しんで走ることにしましょう。。。それに女子は何と3人しかいないみたいだし。去年はそれなりに女子もいたみたいなので期待をしていたんですが、あまりにも少ないと寂しいですね (涙)。
車検が済み、自分の出番を待つKumi Madone。車体によって番号を付ける場所はまちまちです。
会場を見渡してみると、ほとんどの車体がTTバイクです。またパンクした時の救済措置として交換用のホィールがコースの所々に置かれているのですが、全てがリムブレーキ用です。それもそのはず、今回ディスクブレーキだったのは私のマドン一台だけだったのです。そういえばSpeed Conceptもリムタイプしかありませんし。1分間隔でスタートするタイムトライアルやトライアスロンなどのドラフティングを禁止するような競技では、今後もディスクブレーキ搭載車は主流にはならないのかもしれませんね。
会場が何だか盛り上がっているなぁ~と発射台を見てみると、スピコンにまたがった前年度のチャンピオンの佐藤さんが見えます。
さて、今年の結果はいかに?
楽しみです。
では私の方の結果はいかに??
2位!!本当に笑っちゃいます。だって最終的に走ったのは女子二人しかいなかったので (笑)!!
それでも去年のチャンピオンのタイムは25秒短縮することができ、また今年のチャンピオンの小沼さんとのタイム差は8秒。
後半でダレないように前半ゆっくり行き過ぎたのが悔しいですが、でも本気で走ると決めている来年の目標タイムはできました。東京都の強化選手の今回のタイムである16分44秒です。
いやぁそれにしても、東京都代表ソックスとゴジラカレーを頂いたのは嬉しかったですね ♪。
表彰式の後は、待ちに待ったランチタイム!前から気になっていた「かあちゃん」で人気の「磯ラーメン」と「べっこ寿司と伊勢海老の味噌汁」の二つを注文します。因みに両方頼んでも1,980円!!エビの出汁がぎゅっと出た至極のスープをこんなお値段で堪能できるなんて、六本木界隈では考えられません。いやぁ、これだけでも大島に来る価値ありますわ。
食べ終わって時計を見てみると、13時25分。
袋に入れないでそのまま自転車をコンテナに入れる場合は遅くとも13時半までにはに来てくださいと言われていたので、帰りは諦めてマドンを袋に入れることにします。信号の無い緩い登坂を7キロほど荷物を背負って進み、岡田港に到着。
周りにはビール片手にいい具合に酔っている大会関係者がたくさんみえます。私もビールを持ってデッキに出ると、大島の看板猫の”あんこ猫”と島の方々が紙テープでお別れをしてくれています。
島の方々の「来年も来てね~!!」という声に、思わず「来るよ~!!」と大きな声で返していました。
デッキでいい感じに出来上がっているTCF(東京自転車連盟)の方々。今回の大会の為大変なご尽力をいただき、頭がただただ下がります。来年はちゃんとトレーニングに勤しみ本気で戦いますので、どうぞよろしくお願いします。
全日本マスターズTT
開催場所:サンセットパーム (東京都大島)
開催日:10月27日(日)09:00-
参加費:5,000円
”マスターズ”は30歳以上の人対象、また”全日本”と名が付くのはJCF登録者対象のレースですが、JCFの登録が無くともこの日限りの臨時登録証を発行してもって参加することができます。
また臨時登録証を作らなかったり30歳未満でも走ることができる「オープン・カテゴリー」もあり、両方ともsportsentry.ne.jp から気軽に参加申し込みができます。
今回やってみて感じたのは、タイムトライアルはトラックやクリテリウムよりも怪我の確率が少なく、入りやすい競技だということ。私のように観光兼ねて参加してみるのも全然あり!美しい景色を見ながらひたすらペダルを回し続ける快感、一度経験してしまうと本当にくせになりますよ ♪。