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サザンモール神戸六甲

クロスカントリーマウンテンバイクをトレイル向きにカスタム

2019年2月24日 [サザンモール神戸六甲]

パーツ・アクセサリ

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クロスカントリーマウンテンバイクをトレイル向きにカスタム

シンプルなフロントサスペンションだけのハードテールのマウンテンバイクは、マウンテンバイクの中では最も一般的なスタイルです。
ハードテールのマウンテンバイクは、かなり特殊なモデルを除けば、ほぼクロスカントリー向け。
クロスカントリーマウンテンバイクは山道のアップダウンを長距離走ることに向いているので、「山道も走りたいけど普段は街乗りや通勤」の方や「遠くの山まで自走で走りに行く」方にオススメです。
私(コザト)もマウンテンバイク歴はそこそこ長いですが、最近フルサスペンションの【REMEDY】を購入するまでは、ほぼハードテールのクロスカントリーマウンテンバイクを乗り継いできました。
 
さて、こちらのハードテールのクロスカントリーマウンテンバイク【PROCALIBER 8】。内容の充実度で非常にオススメのバイクです。

トレック プロキャリバー 8
【PROCALIBE 8】は、レース仕様のXC マウンテンバイク。RockShox ReconフォークとSRAM 1×12ドライブトレインを、荒れたトレイルをスムーズに走れるIsoSpeedテクノロジー採用の軽量で丈夫なAlpha Platinumアルミフレームに搭載する。速く、長距離のライドへとあなたを突き進ませ充実したパーツ構成の高性能ハードテールバイク。
カラー:シルバー(Quicksilver)、フレームサイズ:15.5インチ(27.5ホイール)、17.5、18.5、19.5インチ(29ホイール)
価格 ¥232,000-(消費税別)
 
このハードテールのクロスカントリーマウンテンバイクをベースに、軽快な走行感を活かしたままオフロードの下り性能を向上させたトレイル向きのカスタムを施してみました。
ベースとなった【PROCALIBER 8】が最新で内容も充実したバイクですが、たとえばもう少し古いクロスカントリーハードテールや、【X-CALIBER】など他グレードのモデルでも参考にしていただければと思います。

 

シートポストをドロッパーポストに交換

走りながら手元操作でサドルの上げ下げが出来る「ドロッパーポスト」は、今や本格的なオフロードライドの必需品となってきました。

上りを自走で上って下りを思いっきり楽しむトレイルライドでの有効性は言うまでもないですが、クロスカントリーレースでも下りパートの難易度が上がってきたため使用されるケースが増えてきました。
特に、チェーントラブルのリスクを軽減すできるフロントシングル(1×12スピードや1×11スピードなど)との相性は抜群です。フロント変速を行うように、上りや平地はサドルを上げて、下りでコントロール性を良くするためにサドルを下げることができます。
フロント変速付きのマウンテンバイクの方は、ドロッパーポストだけでも良いですが、フロントシングル化も合わせて行うと、トレイルライドがかなり楽しくなりますよ!
【BONTRAGER LINE ドロッパーポスト】
・ストローク量:125mm、100mm
・シートポスト径 31.6mm
・インターナルケーブル仕様
・別売パーツでストロークダウンもできる
価格¥23,056-(消費税別)
 

ハンドルをフラットバーからライザーバーに交換

クロスカントリーマウンテンバイクのハンドルはフラットバーのことが多いのですが、下りのコントロール性を良くするためにライザーバーに交換。ライザーバーは上向きの曲がりのついたハンドルバーのことです。

ライザーバーにすれば、コーナリングなどの操作がしやすい、体重が後輪寄りになるからフロントホイールを上げやすい、前転しにくいなどのメリットがあります。
ただしハンドルの高さを上げすぎると、ペダリングしにくくなるので今回はローライザーバー(上がり角の低いライザーバー)を選んでいます。
 

ブレーキのパワーアップ

今となってはマウンテンバイクにディスクブレーキが付いているのは当たり前ですが、油圧ディスクブレーキにも性能差はあります。
最も一般的なシマノで言えば、ブレーキの性能差であげられるのが、制動力の強いメタルパッドが使用できる、熱に強いIce-Tech採用などです。

上位機種の特徴を持ち合わせてコストパフォーマンスも高い「SLX」グレードなんかがオススメですね。
 

フロントサスペンションの交換

【PROCALIBER 8】についている「RockShox Recon Gold RL」は、エアスプリング式で固さも変更しやすく、なかなか良いサスペンションフォークなのですが、レベルが上がればよりスムーズに衝撃吸収するので細かな凸凹の連続を感じにくくなります。サスペンションの性能が上がれば、トレイルの下りでより集中して丁寧な操作を可能にします。

今回は、同じ「RockShox」社の「Reba RL」を選んでいただきました。
「Reba RL」は「Recon Gold RL」同様にエアスプリング式のサスペンションですが、大きな違いとしてサスペンションの動きの質を簡単に大きく変更できる「Bottomless Token」と呼ばれるパーツが使用できます。
(※Bottomless Token については、以前に「REMEDY」を紹介した記事で説明しています⇒⇒コチラ
さらに今回は、より下りを楽しむために100mm⇒120mmにストロークアップしました。ストロークアップするとヘッドアングルやBBハイトが少し変わってしまうのですが、20mmのストロークアップは若干安定志向になり、フレームの特性をあまり損なわない妥協点と言えると思います。
ヘッドアングルの話が出ましたが、ヘッドアングルと密接な関係にあるフォークオフセット量。トレックの29インチホイールのマウンテンバイクは51mmオフセット用の設計になっています。これはかなり以前に他社に先駆けてトレックが採用した設計です。以前はマウンテンバイクが26ホイールが主流の時代の47mmフォークオフセットが一般的なだったのですが、今となっては他社も29インチホイール用のサスペンションフォークは51mmオフセットが一般的になっています。
【RockShox Reba RL】
ストローク量:100mm、120mm
ホイール径、コラムサイズ、ホイール取り付け方法など各種仕様あり
価格¥65,000-(消費税別)より
 

タイヤの交換、チューブレス化

トレックはクロスカントリーマウンテンバイクでも29×2.2など、少し太めのタイヤを採用することが多いので、そのままでもトレイルライドは楽しめると思います。
大雑把にいえば、タイヤは太くなれば、グリップが良くなり、クッション性が高まり、下りが楽しくなります。逆に太くなったことで、重くなり、上りや平地、舗装路の移動がしんどくなります。

写真のタイヤは29×2.35サイズ。一般的なクロスカントリー向けのタイヤより太いタイヤですが、低く小さなブロックが連続して付いているパターンなので、太さのワリにペダリングは軽いです。
「下りもガンガン攻めれてペダリングもめちゃくちゃ軽い」なんてタイヤがあれば理想なのですが、まず存在しないので、自身のライディングスタイルをお伝えいただければ提案させていただきます。
あと、ホイールがチューブレス対応ならチューブレス化ですね。チューブが無くなって軽くなる、パンクしにくくなると言うメリットは簡単に理解しやすいと思います。
マウンテンバイクみたいに太いタイヤだと実はペダリングも軽くなります。低い空気圧で乗るマウンテンバイクの場合はチューブが入っているとタイヤの中でチューブが伸びたり縮んだりしています。そのチューブの伸び縮みに運動エネルギーが消費されてしまうことで前に進むエネルギーが損なわれてしまう(エネルギーロス)ので、チューブレスの方がペダリングが軽くなります。
ただし、チューブレス化はタイヤのエア圧の管理を頻繁に行っていただく必要があるのと、完全に空気が抜けきってしまうと簡単には空気が入れられない点はデメリットであると言えます。
 

ホイールの交換

このバイクのカスタムで、一番手がかかっている部分がホイールです。・・・と言うのも、もともと付いてきている「BONTRAGER KOVEE COMP」もかなり出来の良いホイールです。特にハブの部分「Rapid Drive 54t」が非常に良いのです。

「リムの部分はもう少し太くしたい」と言うご希望だったのですが、このハブを使わないのはもったいないのでリムだけ交換することにしました。
まずは、ホイールを分解してハブだけにしてみます。

重量差の出やすいリアハブの重さを量ってみると286g。これ、かなり軽い部類に入ります。やはり使わない手はない。
ついでに、かなりマニアックな改造になるのですが、BONTRAGERのRapid Driveハブはノッチ(ハブ内部でラチェットの爪が引っ掛かかる数)が54Tから108Tに増やすことが可能です。

ハブを分解すると、フリーボディー側に3つ爪がついているのですが、ここにオプションの爪を追加して6爪にすることができます。

これでRAPID DRIVEは108Tになりました。ペダルを漕ぎ出してリアホイールが駆動を始める角度(コンタクトアングル)が3度です。ほとんどロスがありません。鋭い加速も可能ですし、オフロードではもっと効果を発揮します。凸凹が多くてペダリングが乱れてもパワーロスが発生しにくいです。トレイルの岩場や根っこの上でペダリングが止まったりバランスを崩しかけても簡単にリカバリーできます。このバージョンアップのパーツ代って3,000円もかかっていません。
・・・やっぱり、このハブを使わないのはもったいない!ということで、リム交換です。

標準のリムが外幅27mm/内幅22.5mmだったのを、よりワイドに外幅29.3mm/内幅26mmのリムに交換です。新しいリムの推奨タイヤ幅は22.5~2.5インチです。前のリムに29×2.35のタイヤが合わないワケでは無いのですが、太めのタイヤがより横方向に広がるのでコーナーでグリップを稼ぎやすくなります。重量面でも今回使用したリムなら1本あたり約70gの軽量化も果たせます。

108tにチューンしたRapid Driveハブに軽量でワイドなリムを組み合わせたホイールは、凸凹のオフロードでもペダリングでグングン進み、トレイルの下りではハイグリップでコントロール性が向上していると思います。
 


ここまで手を入れた【PROCALIBER 8】ですが、以前にドロッパーポストを装着してからトレイルライドがどんどん楽しくなり、徐々にトレイル向きのカスタムを施していきました。
・・・かなりカスタムした印象をお客様に聞いてみると・・・
「タイヤのフィーリングが良い。ペダリングが軽いし、オフロードでの地面への喰い付きが良い。サスペンションの交換はストロークアップでヘッドアングルが変わったのが気になったのは最初だけで、オフロードに行くとスムーズに動いてショックを吸収してくれるし、フルストロークして底付きするようなことが減った」との事です。
グッドフィーリング!ということで良かった良かった。
 
今回のカスタムは【PROCALIBER 8】に限らず、ハードテールのクロスカントリーマウンテンバイクならカスタムの参考にしていただけると思います。
お手持ちのマウンテンバイクをトレイル向きに改造してみたい方は、ご相談いただければと思います。
 


■ 大型駐車場完備
TREK Bicycle 神戸六甲は、神戸市灘区・国道43号線沿いのショッピングモール「サザンモール六甲」の中にあります。
お車でお越しの方は、1時間まで無料でサザンモール六甲の駐車場をご利用いただけます。
また、サザンモール六甲のお店で1000円以上のお買い物をして頂くと、プラス3時間まで無料でご利用頂けます。

■電車をご利用の方
阪神・新在家駅から徒歩5分、JR・六甲道駅から徒歩10分程度です。

■ 自転車でお越しの方
店舗前に自転車ラックを用意しております。お気軽にご利用下さい。
なお、ショッピングモール内ウッドデッキは車両走行禁止となっております。
お手数ですがモール敷地内は自転車を押してご来店下さい。

 

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