六本木
やったぜ、MTBデビューだ! “STACHE 7″を手に入れました。
2019年1月28日 [六本木]
じつは、これまでずっと「日本ではMTBは流行らない」と思い込んでいました…
そう、あの日までは…
あ、こんにちは。TREK BICYCLE 六本木の本村どすこいです。
わたくし「結構この会社入って長いッスよ」風の雰囲気を醸し出しておりますが、実は入社は2018年の4月。
それまではメッセンジャーとして東京を駆け回る日々でございました。
当然、自転車で走るフィールドといったら東京ド真ん中。
「え~?シクロクロスはともかくMTBなんて遊ぶ場所なくない?」と考えておりました。
そんな最中、当時横浜店の店長だった中西さんに「STACHEはマジでヤバい。日本のMTBシーンにバッチリ」と伺い、
さらに立て続けにSMILE BIKE PARKでMTBのおもしろさを叩き込まれたのです。
「やべぇ!MTBおもしれぇ!欲しい!」となるまで時間はかかりませんでした。
愛する我が妻におねだりと土下座、家事手伝いに肩揉みを繰り返しつつ、限定受注期間にポチっと購入、
(嘘です。二つ返事でOKでした。)
そしてそれから待つこと半年…
ついに我が家に「あのSTACHE」が来たのです!!!!!!
(やべ、通勤用フレームバッグつけたまんまにしちゃった)
特徴的なのはエレベーテッドチェーンステーと呼ばれる異形チェーンステー。
これは29*3.0″という極太(というか巨大)タイヤを履きながらも、限りなくチェーンステーを短くするための工夫。
3インチというと分かりづらいですが、横幅なんと76.2mm!
ホイールは29er(=700Cホイール)のため、つまりは700 x 76C…通常のロードバイクの3倍の太さです。
通勤時などは高圧(それでも25psi=1.7気圧ぐらい)で走れば転がりよく、
10psiくらいの低圧で運用するとふわっふわのぽにょんぽにょんです!!
誰かのお腹みたいですね!!!!(怒)
タイヤサイズが巨大なくせに、チェーンステー長はロードバイクのEMONDAとほぼ同値という
超!ショートなリアセンター長となっています。
そのため、29+サイズのタイヤを履いているとは思えないほどの加速感や取り回しを実現しています。
舗装路のダラダラ続く坂道もなんのその、グイグイと登ってくれます。
リアエンドは相変わらず大好きなストラングルホールドドロップアウト!!
ドロップアウトを前に出し、リアセンターを縮めたときの反応性は正直驚きました!
タイヤのサイズを下げた時には29erをまるで27.5″(ナナハン)のように軽快に取り廻せるはず!
このあたりはまた機会があればご報告いたします!
フロントサスはROCK SHOXのYARI 120mmトラベル。
エアサスなので完成車重量もどでかいタイヤの割に驚くほど軽く、
エア量、リバウンドの調整、ロックアウト調整すべて初めて触ったのに超簡単でした!
フロント側もフォークオフセットが多いからか、ステムが短いからか、ハンドリングも無問題!
超でかいタイヤをキビキビとブン回す快感がございます!!
しかも、期間限定受注バイクの例に漏れずBontrager Line Dropper seatpostを標準装備!
おもっきり下げてウィリー練習、街中の信号待ち、あれば使う場面がたくさんありました。
っていうかなんも用事なくてもメッチャ面白い!つい癖のようにプシュプシュやっちゃいます。
さて、バイクの紹介はこのへんにして…
実走してみてですが、MTBって何気ない通勤路でもこんなに遊びながら通えるのか!と素直に驚きです。
脇にある階段を登ってみたり下ってみたり、
サスがきいた状態でどこまでグイグイ坂を登れるか試してみたり、
信号でスタンディングの練習をしてみたり…特になにしろ階段とか段差、少しの砂利道が本当に楽しい!
ただただスピードを出すという面白さとはまた別のところにある楽しさを感じます。
また、この時期ならではですが冬場の通勤にMTBは本当にアリですね!
同じだけの運動量/発熱量で進むスピードがロードより遅いので、体が適度にポカポカと温まります!
もちろん、冬場に高発熱の運動ということは…カロリー消費も多い!!(ハズ!?)
動かすのも足だけでなくお腹周り、上半身など全身を使って漕ぐ感覚があって
ロードやCXとはまた一味違った面白さを感じました。
STACHEで華々しく飾ったMTBデビューですが、街乗りでもメチャクチャ楽しいです!
これは本当に考えを改めさせられました。
STACHEシリーズはハブもBOOST規格、バークランプも35mm…と最新規格にキッチリ則ってます!
これは当面心配なく遊べると考えてよいでしょう。
限定受注期間は終わってしまいましたが、TREK BICYCLEの一部店舗では探せばあるかも知れません。
また、通常ラインナップでもハードテールのPROCALIBER、エンデューロバイクのSLASHやREMEDY、
そして今回紹介しているSTACHEのフルサス版ことFULL STACHE…など、
通常ラインナップでも驚くほど尖ったバイクが多く驚きます!
これはWATERLOOという広大な自然に囲まれ、スタッフが余暇時間にMTBでフィールドを駆け回るという
TREKならではの開発力(というか情熱!?)なのでしょう。
「え~?MTB?大変そうだしメンドクセーしなぁ…」なんて言ってた過去のオレ、バカヤロー!!!
つい鼻息が荒くなってしまいますがそれだけ楽しいんです!
当店でもX-CALIBER 7の試乗車をご用意しています。
是非、MTBの楽しさを感じてみてくださいね。
TREK BICYCLE 六本木
本村