大阪本町
【室内トレーニング】Wahooスマートトレーナー KICKR×Zwiftの始め方
2019年1月30日 [大阪本町]
真冬真っ只中な昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?自転車は乗っていらっしゃいますか?
冬場の寒い時期にロードバイクに乗っていると、なんか進まないし身体が動かない!という経験ないでしょうか?自分はこの傾向が毎年顕著で、そうでなくても寒いのが苦手なので冬場は外で自転車にのるのが億劫で仕方がありません。実際冬場は夏に比べるといくらか空気抵抗が増えるそうです。それに加え容赦ない寒さと暖房の効いた暖かい部屋、あるいはコタツが我々サイクリストのモチベーションをふにゃふにゃに打ち砕きます。今のような寒い季節にこそ活躍するのがわざわざ外に凍えに出なくても室内で自転車に乗れるインドアトレーナーです。
ただいま当店でパワープッシュしております、WahooのスマートトレーナーとZwiftのお話となります。
自分自身がZwiftユーザーなので詳しく解説いたします!
Zwift?
なにかと話題になっているのでお聞きしたことがある方が多いと思います。
簡単なお話、自転車本体とトレーナーを用いたオンラインゲーム的なアプリです。
自転車を設置するトレーナーとZwiftをインストールしたパソコンやスマホなどを繋ぐことで、トレーナー上で自転車を漕げばZwift内のコースを自身のアバターが走ってくれます。
Zwiftでできる事
交通手段が自転車しかないかのような設計がされた架空のコースを世界中のサイクリストとともに縦横無尽に走り回れます。路面を走る車両は自転車のみで、他の車両は全て空を飛んでいるので事故の心配をせずにすみます。信号もありません。最高ですね!
エリアは基本的に日替わりで3種類+世界選手権のコース2種類でイベントがあったりします。
どのエリアもそれぞれ特徴が。
割と長めの上りがあるWatopiaという架空の島、
適度なアップダウンがあるロンドンを模したコース、
短いけれど急な激坂が豊富にあるニューヨークを模したコースなどバラエティに富んでいます。
実際、特に何のプランもなしに適当にコースを選んで走るだけでも特に飽きずに走り続けられます。また、走れば走るほどレベルが上がりアバターが乗る自転車やホイールをアップグレードできたり、今まで通れなかったルートを走れるようになったり、煮詰めていく楽しみが魅力のアプリです。
個人的に一番革新的だと感じたのは10分とか15分おきに何らかのレースやイベントがあり、世界中のサイクリストと競い合うことができます。私のようにいつも一人で走る人間にとってレースとは年に数回ある特別な運動会的なイベントでしたが、それが家にいながらいつでも参加できてしまいます。レースの練習はレースに出るのが一番効果的といいますが、Zwiftなら毎日それができるのです。
Zwiftをはじめるには?
まずはZwiftの公式サイトからアカウントを作ります。その後お使いのデバイスにZwiftのアプリをダウンロードします。必要なデバイスは、スマートトレーナーさえあればあとはインターネットに接続できるパソコンかappleのタブレット、スマホがあれば基本的にはOKです。
<パソコンでZwift>
トレーナーとパソコン間の通信はANT+とBluetoothのどちらかです具体的には下記の通りです。
・ANT+規格で繋ぐ場合
トレーナー → ANT+ドングル → パソコン
ANT+で通信するには、パソコン側でANT+を受信できるようにするANT+ドングルというUSBメモリーのような部品が必要です。
または
・Bluetooth規格で繋ぐ場合
トレーナー → Zwiftコンパニオンアプリをインストールしたスマホ → パソコン
Bluetoothで接続するには、Zwiftコンパニオンアプリというものをスマホにインストールします。トレーナー側から送信された情報をスマホで受信し、このスマホ経由でパソコン側にトレーナー側の情報を送信します。
<スマホで>
スマホでは現在Iphoneのみ対応で、アンドロイドは未対応のままです。IphoneでZwiftを起動する場合はトレーナー側のBluetoothをスマホで直接受信するかたちになります。
Zwift自体は今回お勧めするスマートトレーナーでなくとも一応は動かすことができます。ただし、Zwiftでの走行感を実走に近いものにすることを考えるとやはりスマートトレーナーがベストです。スマートトレーナーであればZwiftなどのアプリでコース内の勾配などに合わせてトレーナー側の負荷が変化する自動負荷調整機能を搭載しています。これがあることで上り下りの変化はもちろん、他のプレイヤーの後ろに着くことでドラフティングすら再現できます。従来のローラー台ではこのような自動負荷調整機能はありませんので、負荷は常に一定です。またこの場合Zwift側に対して乗り手側の情報を送信するためのセンサー各種(スピードセンサー、ケイデンスセンサー、パワーメーターなど)が必要となります。
Zwift内で催されているイベントやレースなどではパワーメーターや心拍系で実際に得られた数値がなければリザルトに反映されないものもあり、これらの数値を計測できることを前提とされている場面がかなり多く見られます。そのためやはりトレーナー自体にパワーメーターが内蔵されており、なおかつ自動負荷調整機能の付いたスマートトレーナータイプがお勧めです。
オススメのスマートトレーナー
現在TREK Bicycle 各店舗でお勧めしているのが、WahooのKICKRシリーズです。
KICKR | KICKR CORE | KICKR SNAP | |
測定可能な項目 | スピード/距離/パワー/ケイデンス | スピード/距離/パワー | スピード/距離/パワー |
パワーメーター精度 | + / – 2% | + / – 2% | + / – 3% |
対応最大ワット数 | 2200w | 1800w | 1500w |
再現可能最大斜度 | 20% | 16% | 12% |
ドライブトレイン | 11スピードスプロケットが付属で8、9、10と互換 | 8、9、10&11互換 スプロケットは付属しません | ホイールオン型(固定ローラーと同型) |
重量 | 21kg | 18kg | 17kg |
サイズ | 54 cm x 71cm | 50cm x 58cm | 74 cm x 66 cm |
価格 | ¥152,550(税抜) | ¥113,000(税抜) | ¥69,250(税抜) |
どのモデルも自然な慣性を再現できるフライホイールを搭載していますが、お勧めモデルとしてはダイレクトドライブ方式のKICKRおよびKICKR COREになります。理由はやはり静寂性です。実際に使ってみるとわかるのですが、ダイレクトドライブ式のトレーナーはトレーナー自体の騒音や振動はほとんど無く、自転車自体の駆動音のほうが大きく感じるほどです。また、固定ローラー方式と異なりタイヤの摩耗を気にする必要もありません。
また、KICKRシリーズの最大の特徴として、室内トレーニングをより実走に近いものにするための拡張セットを使用できる点があります。
KICKR CLIMB
フロントフォークにとりつけることで勾配に合わせて車体の角度が上下に移動するため、登りでの実際の乗車姿勢を再現できるうえ、ヒルクライムで多用する部位の筋肉を実際に使うことができるためより効率的に練習できます。Zwiftではコース上の勾配をよりリアルに再現することができ体感としてはほぼ実走といっても差支えないのではないでしょうか?
KICKR CLIMB
価格:¥79,250(税抜)
KICKR HEADWIND
KICKRシリーズと連携することで心拍数やスピードに応じて自動で風速を調整してくれるスマートファンです。室内トレーニングをすると、普段ではありえない量の汗をかくので扇風機は必須です。KICKR HEADWINDなら運動強度に合わせて風量を調整してくれるので激しい運動時は強風で、軽い運動時は弱風でという調整を自動でおこなってくれます。トレーニング中常に快適に過ごせるだけでなく、実走時の風の動きを室内にいながら体感できるので、Zwiftでのライドがより本物に近いものとなります。
KICKR HEADWIND
価格:32,000(税抜)
他にも、Zwiftの機能をすべて活用することを考えると心拍数を測ることができる心拍ベルト等の使用がお勧めです。
Bontrager ANT+/BLE Softstrap Heart Rate Belt
価格:¥8,241(税抜)
これらを全て揃えてしまえば室内トレーニングはもはや外を走るのと何ら変わりません。自宅にいながらいつでも快適にライドやレースを楽しむことができます。このように少し前までは苦行でしかなった室内トレーニングが今や自転車の楽しみの最も大きなものの一つとなりつつあります。
まずはお試しを!
現在各店舗でZwift体験コーナーを設置中です。実際に乗ってみるのが一番です!
今ならKICKRシリーズのご購入でZwiftの3カ月分無料クーポンがついてきます。Zwiftは基本月額1500円のサービスとなっておりますがスポーツジムで高いお金を出すよりはよほど経済的ですね。
自転車が楽しいのはやっぱり天気のいい日の屋外であるというのも真理ではありますが、走っていて一番気持ちの良い春に向けて一番身体がよく動く状態で臨めるよう、今のうちから屋内トレーニングで準備をするというのも良いのではないでしょうか。
ご来店お待ちしております!
渡辺