六本木ヒルズ
“TREK 520″入荷してみました!
2018年10月16日 [六本木ヒルズ]
こんにちは!トレックバイシクル六本木の”どすこい“です!
秋も深まり、どことなく憂鬱な冬が近づいてくる…
どこか遠くへ行ってしまいたい…
夏場と違って冬のキャンプツーリングは装備の量が増えて困る…
ロードバイクでもクロスバイクでもなく、人と違ったバイクが欲しい…
そんな声にお応えできる、とってもナイスなバイクを入荷致しました!
TREK 520 (2019)
TREK創業時の1976年から脈々と続く、TREKのツーリングモデル、520です!
スペックはコチラ!
アドベンチャーツーリングに適したフレーム、前後に付属したキャリアーなどまさにツーリング向けモデルです!
シフターはSHIMANO SORA 3×9 s、ディレイラーはSHIMANO ALIVIO 3×9 sを採用しています!
「えっ?MTBコンポをロードのシフターで変速できるの?」という声が聞こえてきそうですが、
必ずしもメーカー推奨ではないものの8~9速まではワイヤ引き量が同量なので、可能なのです!
アメリカらしい豪快な考え方というかなんというか…
ただ、見た目もすっきりとし精悍に生まれ変わりました!
写真を撮り忘れてしまいましたが、もちろんBlender対応!
フロントラックに荷物を積んでもライト光が干渉しないよう逃がすこともできますよ。
ロゴは創業当時から変わらぬ旧ロゴを採用、クラシカルで鉄フレームにもよくマッチしています。
ボトルケージは前後とダウンチューブ下に装備!
ダウンチューブ側のボトルケージは3本穴で取り付け位置を選べるほか、BLACKBURNなどから販売されているAnything cage類の取り付けが可能です!
キャリアはなんとバイク価格に含まれてます!えっ!!お得!!!
ボントレガー専用製品を使ったキャリアはリア23kg、フロント15kgと十分すぎるくらいの積載量!
そして、その荷物を積んでもきっちりと制動力をもたせるため、TRP製のSPYRE-Cという機械式ディスクブレーキを装備しています!
SPYRE-Cは機械式ディスクブレーキながら両側からパッドがせり出す構造のため片効きしづらく、パッドの偏摩耗やローターの振れを防止します!
「機械式」というのもポイントで、520で世界一周などしているときブレーキのトラブルがあっても自力でメンテナンス可能なのです!
ただし、街乗りがメインで制動力をお求めの場合は油圧のものに変えてもよいでしょう…
フロントは9mmのQR軸を直接スルーアクスルのようにねじ込むThru-skewとなっています。
やや珍しい形ですが、荷物を積んだままホイールの付け外しをする際、クイックリリースだと苦労するのでこれも高評価ですネ。
フロントのラックはさすが専用品、フォークと一体となって強固に取りついています。
また形状も秀逸!荷物の重心を下げて取り付けられますよ~~。
ラック前方には数セットダボ穴がついています。バスケットや天板を拡張する木の板を取り付けるもよし、
Transmitr Wireless Remote対応のライトを取り付けて荷物と干渉させないようにしたりと創意工夫の余地があります。
タイヤは標準のもので700x38c、最大で29×2.0″まで対応しています!!スゴッ。
タイヤサイズを大きくすればそれだけパンクのリスクが低くなり、荒れ地などでもツーリング可能ですよ!
しかもリムは既にチューブレスレディ!!チューブレス対応の29erタイヤを使えばもはやパンクとは無縁といって過言ではないのでは?
ふぅ…ちょっと疲れてきましたね。
あまりに紹介するところが多いので写真も文章も量が膨大になっています。
続きますよ。
ツーリングバイクおなじみのギミック、ポンプホルダーとチェーンホルダーも装備しています!
長期ツーリングでの空気圧管理やパンク対応にはフルサイズに近いポンプがあるとすぐに空気が入りますし、
輪行の際にはチェーン暴れを防ぐチェーンホルダーがあると何かと便利。長期ツーリングに役立つ嬉しいギミックです。
リアディレイラーはSHIMANO ALIVIOですが、理由のひとつにこのスプロケットの大きさがあります。
最大歯数は36T…フロントの歯数は最小で26Tなので最小ギア比は1を余裕で割ります!
大量の荷物を積んでの山越えであっても、クルクル回していればいつしか頂上までたどり着けますよ。
フロントのギアなのですが、個人的に面白いな~と思ったのがこちら。
SHIMANO ALIVIOの3速なのですが、クランクがなんとホロ―テック2!
今やホロ―テック2のBBなんてどこの自転車屋さんでも売っているという判断でしょう。
クランク長は175mmと同サイズのバイクでもかなり長くなっています。
これはひと漕ぎのテコ比を上げる事で楽に漕ごうということじゃないかな。
ケイデンスは出しづらいですが、ケイデンスを求めるバイクでもないのかなと思うのでこれはこれで正解だと思います!
TREK BIKEの十八番、キックスタンドマウントも完備。
ツーリング先でかならずしもバイクを立てかけて置ける場所も無いですしね。
あー、紹介するところが多くて疲れました。
それだけ開発側のソウルがこもったバイクなんだなというのがよく伝わってきます!
正直、自分が買ったらALIVIOクランクはホロ―テック2の何かにカスタムするかなぁ~と考えていたのですが、
デフォルトでこれならカスタムは特に必要ないかも…価格に対するパッケージングが素晴らしい!!
リアエンドは135mmのQRなのですが、これも世界を回ることを考えたら当然!
シマノのハブはカップアンドコーン式の為トラブルがあっても最小限の工具でツーリングを継続可能ですし、
万が一のことがあってもどこの自転車屋さんでもパーツを調達しやすくなっています。
142mmだったりBoostのスルーアクスルを使った最新鋭のバイクも魅力ですが、変わらない良さもあるよなぁとしみじみと感じるバイクですね!
オシャレにバスケットやツーリングバッグを載せて日常使いに、
冬場の燃料や装備のかさばるキャンプライドに、
余ってた旧MTBパーツの嫁ぎ先に、
お気に入りのバッグを積んでの通勤通学に…と使い方は千差万別!
日常と非日常を行きかうタフなバイクをお探しのお客様に是非お勧めしたいバイクです!
正直、今でも個人的に買うかどうか迷っているバイク!
これだけ書いても語りたいことの1/3も伝えられてません!!
僕のこのバイクに対する純情な感情をもっとお伝えしたい!!!
ぜひぜひご来店してお声がけください~~~~!!!
本村