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東京昭島モリタウン

DOMANE SL6 DiscでRapha Festive500を走る(実走編)

2018年1月4日 [東京昭島モリタウン]

バイクパーツ・アクセサリスタッフブログ

新年、あけました。おめでとうございます。昭島です。
結果から先に申し上げると、昨年末のRapha Festive500は2日の余裕を残して完走しました!おめでとうございます!祝!

この寒い季節の一週間、500kmのライドがどんなものだったか振り返ってみましょう。

DAY1

Rapha公式ライドとして開催した出勤前の3時間走。
午前8時 福生南公園の睦橋をスタートという、時間設定が厳しめのライドでしたが、ゲスト1名をお迎えして、このライド用に引いたルートへ。気温は2℃くらいで、このところ氷点下が続いていた昭島にしては暖かい朝。とは言え、横浜方面からいらしたゲストの感想は「やっぱりこっちは寒いね!」(笑)
武蔵五日市から青梅を抜けて、横田基地の外周を舐めてからの多摩湖。っと、その前にちょっとだけ寄り道。「インスタ映え」スポットのリクエストにお答えして、秘密の場所へ。

 

【冷やさないことが肝心 短いライドなら休憩は最低限で】

ウェアチョイスはメリノウールのベースレイヤーに最強クラスの冬ジャケット。走り出しだけこれにプラスしてウィンドジャケット、という組み合わせ。最初の10kmを過ぎてウィンドジャケットを脱いだら、あとは休憩を少なめにして身体を冷やさないようにして最後まで走り切ります。
この日は60km。
ライドから直接出勤すると、シャワーがないお店では終日辛い思いをする、という、ちょっと悲しい学びを得ました。明日は一度帰宅してシャワーしてから出勤しよう。

DAY2

夜の間に降った雨が上がって、気温は高めだけれど、路面はヘヴィウェット。この日は11時出勤がマスト、しかも昨日の学びを生かして一度自宅に戻ってシャワーする時間を取る、ということで、昨日と同じルートを途中まで行って折り返し。二ツ塚峠を往復ビンタするコース。しっかり汗かいて帰宅→冷えないうちにシャワーしていそいそと出勤。疲れない程度に運動をして、サッパリしてから出勤できると1日気分がいい!
40km。
これは休憩なしで走れる距離。補給なし。

【パッドなしタイツをレーパンに重ねばきで連日のライドに対応】

冬用のパッドつきタイツももちろん良いのですが、これ一本だと、連日走るのにお洗濯が間に合わない。特に冬は乾きづらいですからね。そんな時、パッドなしタイツがあれば、夏用レーパンにこれを重ねて、下に履いたレーパンだけをお洗濯に回しましょう。重ね着はお尻(意外と冷える)の冷え防止にも役立ちます。Bontrager Velocis S2 Softshell Tights がおすすめ。

DAY3

終日走れるDAY OFF!さて、どこへ向かおうか。あてもなく、武蔵五日市方面を目指し、なんとなく青梅から飯能方面を目指してみます。お天気は最高。初めて走る道にチャレンジ!
飯能〜日高〜越生〜都幾川〜明覚・・・と埼玉サイクリストがよくタイムラインに季節の花の写真をアップデートしている地をめぐるライドになりました。最低100kmは走りたい、と思っていたけれど、知らない道を進む不安で、途中とちゅうで脚を止めては地図を確認。時間ばかりかかっている。
知らない街で食事を取るにも、街から外れるほどお店の数も減っていき…でもコンビニの補給は避けたい。と、飛び込んだのが豆腐料理バイキング、というお店。出来上がったばかりのふかふかざる豆腐を雑穀ご飯に乗せた豆腐丼がハマっておかわり!筋肉に疲労が溜まってくる3日目。タンパク質をしっかり補給。

【ライド中の食事、冬は特に温かいものを】

温かい食事を摂ると、血糖値の上昇以外にも身体が温まって、寒さを感じにくくなります。先を急ぐライドでないなら、ゆっくり食事の時間で暖を取りましょう。

午後になり、風が強まって、そそくさと帰路につきましたが、追い風基調に助けられての109km。
あ、この日から(なぜか)ホイールがAeolus3 TLR Disc D3 Discに。さすが軽いし、速度を乗せていくのがラクだわ〜。スタートが10時と遅かったせいで、とっぷりと日が暮れての帰宅。

DAY4

この日のテーマは「年末のご挨拶まわり」
甲州街道を都心に向かって走るのは、若干の下り基調。これをホイールのおかげ、アイオロス3さすがや!ってなったけど、その一部は地形のおかげでもあります。

昼どきに狙いを定めたのは築地。【きつねや】という、築地場外市場の立ち食いの牛丼、牛もつ煮込みのお店。年末の買い出しで賑わう築地市場で年の瀬の空気を満喫。このきつねや、新大橋通りに面した歩道で営業しているいくつかの飲食店のひとつで、常設の屋台、といった風情。大鍋で炊き続けられている煮込みをガッと器に流し込んでホイ!とお盆に乗せて渡されます。歩道に出された発泡スチロールのケースや保冷ケースを積み上げた台をテーブルにして、たくさんの人がものすごい密集度で煮込みと向き合っている…すこしの隙間を見つけたら愛想よく割り込んでこの熱々をハフハフしながら寒い中路上でいただくのが築地流。偶然となりに居合わせた年若いお兄ちゃんと軽口を交わすのも一興。

肝心の年末のご挨拶は…訪ね先の自転車店が2軒ともなんと定休日…Oh!そうだ!今日は自転車屋さん憩いの水曜日…ということで、ココロ折れて退散。(いいなぁ定休日…)

帰路は中原街道から多摩サイをひたすら遡上してみましたが、良かったのは夕暮れどきまで。とっぷり暮れて真っ暗になると、Bontrager ion800を最強(の明るさ)にしても失われる速度感。サイコンを見ると20km/hちょっとでしか走れていない。そしてみるみるうちに気温が低下。道に迷う心配と、クルマとのやりとりがないのだけがマシといったところか。
多摩サイの砂利区間ではDOMANE SL6のISO Speedがいい仕事をしてくれたおかげで最後まで正気を失わずに済みました。メンタルに効くISO Speed、というのは新しいキーワードである。ブルベやる人にオススメしたい。
114.8km。

疲れ、溜まってきたなぁ。

DAY5

無理ができる年齢ではないので、通勤だけ。Day2で汚したバイクを洗車。
5.9km

【連日、連続でのライドで気をつけたい、疲労のマネジメント】

疲れたままで走り続けるのは正常な判断力を鈍らせます。
しっかり食べて、しっかり寝るのはもちろんですが、寒いこの時期はお風呂も大事!ドラッグストアで売っているような入浴剤もバカにできません。中でも『きき湯ファインヒート』はかなりオススメ。炭酸含有量4倍(ふつうのきき湯比)が、使い疲れた筋肉と長時間のライドで冷え切った身体に効きます。
お風呂上がりにストレッチできればもう完璧!

DAY6

残された距離は170km弱。
この日を含めて残りは3日。500km走破は最終日まで引っ張るつもりだったけど、お仕事おやすみの今日、走れるなら走り切ってしまいたい!
さーぁ!どこへ行こうか。


長い距離を走るなら、1.早起きする/2.慣れた道を走る/3.信号が少ないルートを選ぶ、あたりがセオリー。だけど冬の時期、早起きはただただ寒い!だからこそ、#festive500というイベントがチャレンジイベントになり得るのだけれど。
ということで、ものすごく冷え込んだこの日、早起きは諦めて、2と3を取り入れたルートを考慮するとーーー。少し前まで住んでいた湘南方面!
ほとんど信号がない八王子バイパスの脇道から小山内裏公園を抜けて、下り基調の尾根幹。
走り慣れた境川から小動(こゆるぎ)へ至ると、キラッキラの海が迎えてくれました。眩しい…

ランチに食べたいものは決まっていて、Good Mellowsという海沿いのハンバーガーショップ。もしここが年末休みに入ってしまっていたら、逗子までがんばってめしやっちゃん(海鮮系でサイクリストにはおなじみのあのお店です)かな。iPhoneを取り出すまでもなく、ライドに必要な情報がすべて頭の中に入っているのは私のサイクリストととしての歴史がこの地で培われたからに他ならない。

【Festive500で痩せてはいけない】

普段から練習、トレーニング目的でずっと乗っていてこの一週間に「普段通り」突入したのでなければ、この一週間で痩せるような乗り方、食べ方をしていては、年始に体調を崩します。
まず、寒い時期に野外にいる時間が増えることそのものが身体にとって大きな負担になっているはず。その上、運動量が一気に増えて筋疲労が加わります。ふつうに食べるだけでは回復が追いつかない一週間。サプリメントも活用できるなら活用し、食事もしっかりと。

という言い訳をしながら(でもここで食事を絞ったら風邪引くのはほんとだよ)、まったく痩せる気のないパイナップルバーガーと山盛りのフレンチフライ。ここのパイナップルバーガーはシナモンがちょっと効いてる。最後の一口までバランス良く食べられるリッチなハンバーガー。ジンジャーエールに添えられたライムもしっかり絞ってビタミンCをチャージ。

湘南エリアは冬でも温暖なこともあって、例年Festive500の期間に走ってるサイクリストが本当にたくさん。この日も知人に目撃されたり、また、すれ違った別の知人がわざわざ折り返して後を追いかけてくれ、久々の再会に立ち話をしたり。同じ500kmの完走を目論む知人もこの後さらに距離を稼いで家路を目指す、ので再会したものの、同道はしないがお互いの健闘を祈り合う。こんなところが、このイベントの楽しいところ。Festive! これはサイクリストのお祭りだ、と感じる瞬間。

完走までの残り距離からどのルートを取ればいけそうか、補給できるタイミング(40kmごとの補給であと2回。最後の補給は夕飯を兼ねてしっかり食べる。場所は新宿近辺)をザッと頭の中で計算して、帰宅できそうな時間が読めたら、あとは脚を動かすだけだ。
冬の夕暮れのグラデーションほど美しい色の移ろいはないな。都心へ向かう道すがらほんの少し景色が開ける多摩川にかかる六郷橋で西の空を切り取る。

見慣れた都心の風景、東京タワーと新年を迎える準備に余念のない増上寺をかすめて甲州街道へ。都心から昭島へ向かう時、ジワジワと標高があがるせいで速度が乗らないと言うけれど、この夜、体感する速度はけっこういい調子に思える。これがアイオロスマジックか。

DOMANE SL6のISO Speedはこの日も良い仕事をしてくれた。大きな街道の左端は路面の荒れが酷い箇所も多く、その上を走るときの滑らかさ。ロードインフォメーションはしっかりあるのに、入ってくる衝撃がすべてカドが取れていてとても円やか。上手な人が点てたお抹茶のよう、と喩えたい。この円やかさが、長い時間走って、疲れてきた時にこそ有難い。このバイクを乗ったことがない方に、一番伝えたいと思ったのがこの『機材が与えてくれる優しさ成分』。
そしてディスクブレーキの有用性にも触れておきたい。私が所有するバイクも油圧ディスクですが、1年半分進化したアルテグラのディスクブレーキ。雨上がりのヘヴィウェットな路面でも安定した効き具合。長い下りでのコーナリング手前での減速の自然さはすべてのサイクリストにさらなる安全をもたらすだろうと思います。
もちろん、交通量が多い街中で、挙動不審なクルマを避けるのにも(実際この期間中にも、路駐するスペースを探す車両が後方確認を怠った結果、こちらが慌ててそれを避けるシーンでブレーキ性能に助けられました)役立ちます。

あぁもう、この長いテキストもいい加減まとめに入りたいところなんだけど、あと15kmというところでガーミンの電池が力尽き(10時間半の稼働に加えて気温が下がったせいもあったはず。)、iPhoneのSTRAVAアプリを起動して残りのログを取り、無事完走。

これであしたはお寝坊できるぞ〜

寒くて慌ただしいこの時期だからこそ、ただ走る、それがチャレンジになる。

真冬の連日連続ライドには、寒い冬を走りきるTIPSが詰め込まれています。その一部を本文中に挿しこみながらレポートさせていただきました。完走した皆さん、お疲れ様でした!今年走れなかったな、って方、ぜひ参考にしていただいて、来年は完走しましょう!
当店では私のほかにメカニック秋山も、このチャレンジを完走しています。

 

完走した記念品のワッペンはこちらで受け取る手続きを。

https://pages.rapha.cc/ja/feature/claim-your-festive500-roundel

トレックストア東京昭島店 パートタイムスタッフ/Rapha アンバサダー ちゅなどん(石井美穂)

 

◆Domane SL6 Disc WSD 47(試乗車)¥394,200(税込)
◆ION800 ¥12,900(税込)
◆Bontrager AEOLUS3 TLR Disc D3 (F)¥169,000/(R)¥199,000(税込)

トレックストア東京昭島
TEL 042-519-8143
E-mail akishima@trekstore.jp

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