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サザンモール神戸六甲

【インプレッション】 コントローラブルでストレスフリーなブレーキシステムを搭載「EMONDA SLR 8 Disc」

2017年9月20日 [サザンモール神戸六甲]

バイク

トレックでも2018モデルからいよいよラインナップが本格的に拡がったディスクロードのカテゴリー。

その中から今回はフレームから刷新された「EMONDA SLR 8 Disc」をたっぷり試乗してみました。

今回はディスクブレーキの使用感を中心に私、東がレポートします!

EMONDA SLR 8 Disc

コンポーネントは機械式のデュラエース、ホイールはボントレガー アイオロス プロ 3 Disc といった仕様です。

 

ロードバイク用ブレーキの概念を根本から覆す新世代DURA ACE ディスクブレーキシステム

当車体をもっとも特徴づけている、SHIMANO DURA ACE ディスクブレーキ。ブレーキレバーを軽く握るだけでしっかり効いてくれます。とっさの急ブレーキの際にもいきなりホイールがロックするということもなく、制動力が本格的に立ち上がるまでに絶妙なタイムラグが意図的に設定されていることを感じられました。

実はこのテストライド中に脇道から自動車が急に出てくるということがありましたが(それも2回!)、反射的にブレーキをかけても余裕をもって安全に停止できました。このブレーキでなかったらアウトだったんじゃないかというタイミングでした。

この後自分のリムブレーキ装備車に乗り、ブレーキングした直後、ブレーキが滑る感覚のあまり、恐怖を覚えたくらいです… 実際はこれまで問題なく使っていたはずなんですけどね(笑)

それでも「今までこれで走っていたなんて…」と衝撃を感じたことは事実です。

 

いとも簡単に制動力がかかる最高のロードバイク用ディスクブレーキシステム。

ロードレースのシーンではいろいろと議論があったり、車体重量が増えるというデメリットもありますが、我々ホビーサイクリストにとってはより安全にサイクリングを楽しめるようになるメリットの方がはるかに大きいと感じられました。

 

「AEOLUS PRO 3 TLR Disc ホイール」とディスクブレーキの相性は抜群

新登場のBONTRAGER 「アイオロス プロ 3 TLR Disc」ホイール

ブレーキングによるリムへのダメージや、雨天時の制動力が気になるカーボンホイール。ディスクブレーキ仕様ならこうした問題から完全に解放されます。

今回使用したアイオロス プロ 3 ホイールは、上位グレードの「アイオロス 3 D3 TLR クリンチャー」と比較して、重量は約10%増しますが、価格は約50%下がり、かつ同じエアロ性能を持っています。ヒルクライム好きの方には前後約1,500gは軽いとは言えないでしょうけれども、(後述しますが)スルーアクスルでワイドなリアエンドとリム幅となっているため、実際の重量よりも走行感はとても軽く感じられます。

 

また平坦路での巡航能力も高いといえます。普段、私はよりリムハイトが高い「アイオロス 5 D3」を使用していますが、いつもとさほど変わらない出力で同等のスピードを維持できました。

これはもうとてつもなく優れたコスパということを否定できません。

「上位グレードでなくても、これでいい。」と多くのお客様からもお声を頂戴している「アイオロス プロ 3 TLR」。実際、私も注文中です。

 

さらにディスクブレーキ用カーボンホイールならではのメリットも。

このアイオロス プロ 3はチューブレス化が可能ですが、まだまだチューブドタイヤ(チューブを使用するタイヤ)使用率の方が高いのが現状です。

チューブドタイヤにラテックス(天然ゴム)チューブを合わせると乗り心地を手軽に向上させることができるのですが… 断熱性の高いアルミリムに比べて、カーボンリムはブレーキングによる摩擦熱を内部に伝えやすく、耐熱温度の低いラテックスチューブの破裂を招きやすくなっています。そのため、ボントレガーのリムブレーキ用カーボンホイールではラテックスチューブの使用はNGとしています。

ということで、ブレーキングとは無関係になるディスクブレーキ仕様なら問題なくラテックスチューブが使用できるようになるというわけです。

 

ディスクブレーキ専用フレームがもたらす高いライドクオリティー

ディスクブレーキの利点はこんなところにも

左右のシートステーを繋ぐキャリパーブレーキ用のブリッジがなくなり、リアホイールが伝わってくる衝撃をフレキシブルにいなしてくれるようにもなっているようです。

コーナーの減速帯であえて体重をサドルに預けて通過してみると、シートチューブが減速帯の段差ごとに後方へしなっているのが明らかに分かりました。

リムブレーキタイプよりもワイドになるリアエンド。

ディスクブレーキ用フレームでは、リアハブの幅が135mmと通常よりも5mmワイドになります。

前後ハブには12mmサイズのスルーアクスルを採用。最近ではクイックリリース式のハブにエンドワッシャーを装着すると、フレーム&フォークとハブの剛性向上に繋がることが知られていますが、スルーアクスルによるホイール固定方式はエンドワッシャーが最初から装備されているのと同じ(それ以上)の状態です。

 

リアエンドのワイド化と、12mmサイズのスルーアクスルが相まって、加速時、ダンシング時、コーナリング時での剛性と安定感があきらかに向上しています。

 

長く曲がりくねった下り坂、例えば神戸近辺では六甲山など、登って疲労困憊状態で下ってくるとき、ライダーにもたらされる安全性の向上は計り知れません。

機械式のSTIレバーはやや大ぶりになるものの…

STIレバーはディスクブレーキ用のリザーバータンクを内蔵させるため、やや大きくなります。

それでも変速時のショートストロークにして非常に軽い操作感、握力をほとんど要しない制動力が、レバーの大型化による握りにくさを完全に相殺しています。

それでも手のひらが小さくてレバーを握りにくいという方には電動シフトタイプならレバーがかなり小型化されているので、変速操作がイージーになるというメリットも付いてくるのでお勧めです。

 

「総合的な性能でとらえるならもはやディスクロード」といえる段階に達していると言えそうです。

もちろんリムブレーキ仕様についてはまだまだ軽量性や整備性というメリットがあり、今後も共存していくと思われます。

 

トレックストア神戸六甲では9月24日(日)までの限定で、「EMONDA SLR 8」試乗車をご用意しています。

サイズは以下のとおりです。

リムブレーキモデル:50 H2、52 H2

ディスクブレーキモデル:54 H2

この機会にぜひご利用くださいませ。

 

リムブレーキ仕様のEMONDA SLR 6 & AEOLUS XXX チューブラーのインプレッション記事もご覧ください。

【インプレッション】 EMONDA SLR 6(エモンダ エスエルアール シックス) + AEOLUS XXX Tublar(アイオロス トリプルエックス チューブラー)をマウンテンサイクリングin乗鞍でテストライド

 

 


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