六本木ヒルズ
The Ultimate Race Bike “究極”への道のり
2015年8月8日 [六本木ヒルズ]
”究極”
こんな言葉からスタートした、TREK USAエンジニアスタッフ鈴木氏のトークショー。
すでに沢山の情報が流れ、話題の渦中にある Madone9は、USA本社に所属する様々なスペシャリストによって生み出されたバイクです。
そのコンセプトは「The Ultimate Race Bike~究極のレースバイク~」
このコンセプトに向かって、約3年という長い長い歳月が費やされました。
開発コンセプトを元に、プロダクトマネージャーがターゲットが決め、鈴木氏が所属するエンジニアチームが、CFD解析、風洞実験、乗り心地の分析等を繰り返します。
ボトルケージという細部の位置も、何度も何度も実験を繰り返して得た分析結果を元に決められているそうです。
また、他のメーカーでは行われていない、乗り心地についても分析しているそうです。
社内に沢山のエンジニアを抱え、日々研究を繰り返す事で得た、約10年分のデーターベースを元に、Madoneの開発は進められました。
まるでどこかの大学の研究室の話を聞いているような内容に、TREKがひたむきに自転車と向きあっていると改めて感じられました。
そして、Madoneを皆さんにご覧いただきたいと自信を持って答える事が出来ると、改めて感じる時間でした。
TREKの最大の強みは、あらゆる専門家が社内に在籍している事です。
今回のブレーキもいちから開発された、TREK独自の製品です。
エンジニアが導き出した解析データーを元に生まれたフレームを、プロダクトデザイナーが引き継ぎ、皆さんをほれぼれとさせるデザインへと、最後に息を吹き込みます。
「機能美=優れたプロダクトデザイン」という言葉がぴったりな究極のバイク、Madone9が誕生しました。
開発エンジニアに日本人女性がいると聞いた時は、本当に驚き、同じ日本人として誇らしくも思いました。
話の中にあった、負けず嫌いを自認しているとのコメントに、彼女の仕事に対するプライドをひしひしと感じました。
そして、選手からの嬉しいフィードバックや、雑誌での高評価が、何よりも次の仕事への励みになると笑顔で話してくれた、とっても素敵な女性でした。
今回のトークショーを通じて、遠く離れたアメリカのTREK本社と、日本のユーザーの皆さまが身近に繋がる事が出来、トレックストア六本木店に楽しい時間が流れました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
これからもTREKと繋がり続けて頂けると嬉しく思います!