サザンモール神戸六甲
「PrecisionFit」フォローアップ講習に行ってきました。
2015年7月17日 [サザンモール神戸六甲]
こんにちは、東です。
梅雨空から一転、猛暑日が続いたと思ったら今度は台風。
なかなか目まぐるしい天候の変化ですが、お体など壊されていませんか?
私は熱帯夜に耐えかね、エアコンを入れて寝ていたら鼻と喉をやられてしまいました…
さて今回お届けするネタは、当店で展開しているライティングポジションのフィッティングプログラム、「プレシジョンフィット」に関するものです。
従来、フィッティングとはフィッター側の経験や勘に頼ることが多く、フィッターそれぞれにセオリーがあるため、決して全てのクライアントに対して有効とはいえるものではありませんでした。
それに対して、「プレシジョンフィット」はスポーツ医学、解剖学の観点から、乗車姿勢を改善することで快適なライディングを目指すものです。
当店では「プレシジョンフィット」をお客様への大切なサービスプログラムと位置付け、店内に専用機材を設置し、乗車中の身体の痛みや悩みを解消するお手伝いをしています。
さて、科学的プロセスを用いる「プレシジョンフィット」ではありますが、実はそれを行うフィッターには、経験を積み重ね、観察力を養うことで的確なアドバイスを行える技術も求められます。
私自身、受講から1年以上経過したこともあり、国内でフィッター向けにレクチャーを行える唯一のスタジオで改めて勉強してきました。
京都市白河通今出川、「PedalForth Fitting 」
付近には銀閣寺をはじめとする多くの古刹、さらには京都大学があり、その一角に国内最新のフィッティングスタジオが位置しています。
このスタジオでフィッティングを行うのが、MTBクロスカントリーのレジェンド、ヴィンセント・フラナガン氏です。
オーストラリア出身の彼は’90年代にオーストラリア、日本で数々の勝利を収めました。
選手引退後にマッサージセラピスト資格を取得し、現在はトレック・プレシジョンフィットのフィッター養成のための講師を行っています。
昨年に彼からプレシジョンフィットを学んで以降も、プログラムの改善や新メニュー導入に向けて日々研究が進んでいるため、フォローアップ講習に加えて新たな情報も得るため、彼のフィッティングの様子を見学させていただきました。
クライアントへの多岐に渡るインタビューの後、身体の柔軟性のチェックや骨格の歪みがないかを念入りに実施。
マッサージセラピスト資格を有し、また解剖学も学んだという氏ならではの鋭いチェックが入っていました。
この段階でどれだけしっかりチェックできるかが、ライディングポジションの問題点チェックと改善の精度を大きく左右します。
現在のライディングポジションを正確に再現したフィッティングマシンでペダリングを行ってもらい、まずは目視で確認。
体の各所にマーキングがされていますが、これも適切な位置を探すには正しい知識が必要です。
そしてハイスピードカメラによる撮影、分析を行い、ハンドルやサドルなどの位置を修正。
この作業を何度か繰り返します。
さらにここでは乗車時にサドルにかかる圧力を解析する、「サドルプレッシャーマッピング」が国内で初めて導入されています。
サドルの各部にかかる圧力がどれくらいかが一目瞭然となり、ポジショニングの調整や適切なサドルモデルの提案が可能となります。
これは当店でも早く導入したいものですね。
最後にヴィンセント、そしてこの日のクライアントでトレックコンセプトストア「一条アルチメイトファクトリー京都店」の仲さんと。
(写真使用についてはご本人から許諾を頂いています。私が見切れてしまってますが…)
この日は私自信がフィティングを行う際に疑問に思っていたことも随時質問し、的確なアドバイスをいただくことができました。
元レーサー、マッサージセラピスト、さらには看護師資格も有する彼の視点は、私にとって新たな発見が多く、今後のフィッティングサービス向上に間違いなく繋がります。
「プレシジョンフィット」は決してレースを目指すあるいは既に出ているための方だけのものではありません。
ライド中に痛みや不快感がある方であれば、ビギナーの方であってもライディングをより効率よく快適にし、また膝などの怪我の予防にも繋がります。
コースや料金など、その他詳しくは店頭にてお気軽に私までお尋ねくださいませ。
トレックジャパンウェブサイト:プレシジョンフィット紹介ページ
※「プレシジョンフィット」は完全予約制で行っております。
お車でお越しの方は、1時間まで無料で駐車場をご利用いただけます。
また、当店で1000円以上のお買い物をして頂くと、プラス3時間まで無料でご利用頂けます。
■ 自転車でお越しの方
店舗前に自転車ラックを用意しております。お気軽にご利用下さい。
なお、モール内ウッドデッキは車両走行禁止となっております。
お手数ですがモール敷地内は自転車を押してご来店下さい。