六本木ヒルズ
Jens Voigt on his new role 第一弾
2014年12月30日 [六本木ヒルズ]
先日発表された、Jens Voigt選手のチームコーチ就任について、
当店の英語担当関根が翻訳してお届けします。
第一弾!
年末年始に読み込んで頂ければ幸いです。
全国のトレックストアを廻るとあります!!!
ジャパンカップ時のようなサプライズがあるのでは???と今からワクワクします。
来シーズンの活躍に期待!!!
イェンス・フォイクト新たなスタートを切る
–引退前と人生の大きな転換について–
我々は、ファクトリーレーシングを指導することになる事が決定したばかりのイェンス・フォイクトに会った。今年10月の引退以来多忙であったが、スペイン、Alfas del Piにて彼と席を共にし、引退後、そして彼の新たな役目についてインタビューすることが出来た。
TFR.com:引退後の調子はいかがですか?
イェンス:新たな挑戦でもあるから時に悩むこともあります。今まで気にも留めなかったことを、気をつけていかなければなりませんからね。走っていたときとは全く違うのですから!33年も続けてきた事の後だから、なんだか、何か欠けているような感じですよ・・・まるで手か足かを失ったかのようです。
引退直後は忙しかったですし、かなりストレスも溜まりました。だから実際は今でもまだ引退したという実感が湧かないのです。ドイツのチャリティライドでは3度走り、ルクセンブルグとイギリスでも走りました。イギリスのバイクショーに参加し、カルフォルニアのライドイベントにも行き、オーストラリアを走り、家族休暇をロンドンで過ごしもしました。アワーレコード後の一週間は、インタビューや電話の嵐が2週間も続きましたしね。引退を実感する為にはもう少し時間が欲しいですね。
何もかもが真新しいです・・・一時期行ったり来たりで忙しかったのですが、本当はもっとゆっくりしたかったです。引退後はてっきり釣りにいそしめると思っていたのですが、まだ一度も出来ていませんよ!大きな挑戦になるので、全てを見直す必要もありますが、転機の中にいるということもあり楽しみにしているというところもあります。
TFR.com:チームではどういった事をしていこうとお考えですか?
イェンス:こういうのは結構好きなのですが、広く浅くという感じに色々と手を付けることになるでしょうね。コーチとしての役目の他、スポーツディレクターや、若いライダーたちのメンタルケアとキャリアについての指導、そして彼らを阻む壁を取り除く手伝いもするでしょうね。レースでのイベント活動もする為、Tim(広報担当)と、ナタリー(医療、イベント担当)と一緒に仕事することになりますね。
そして、これからはライドイベントの参加も含め、全国のトレックショップに行くことにもなるでしょう。最初の年は、ライダーとは違った視点より、チームの見直しをまず始めていくでしょう。その過程で私の長所や短所も見えてくるでしょうし、何を止めて、何を続けていけばいいかもわかると思います。それにチームや皆からの要求を知ることが出来る上、自分の長所や好みを知るいい機会です。この役目を引き受け、考えられることを全て一度は挑戦してみたいです。
TFR.com:以前ディレクターのライセンスを取り、チームを指揮していくと仰られたと思いますが、それに関してはどう進めていこうとお考えですか?
イェンス:おそらく、小さなレースからすこしずつ始めていくと思います。新米同然ですからね!アドリアーノ・バッフィか、キム・アンダーソン、それかアライン・ガロピンの隣に座り、彼らとともにディレクターミーティング等に参加し、話を聞き、どういう成果が出るかを検証していこうと思います。私も、ホテルをいつ出るか、チームサポーターは何時に出るべきか、何時までに荷物の用意を済ませておくべきか等、日頃のプログラムをどうするか考えていますよ・・・。
最初は助手席に座り、ライダーに対しどういう風に声を掛けているか、どうラジオを聞き、どう前を、そしてバックミラーを確認し、どういう風にホイールを交換するのか、そしてこれらをどういう流れで行っていくのかを学ぶつもりです。特に運転に関してはとても楽しみですよ!今私が怖いことは、私は2カ月半前に引退したばかりで、8割程のライダーとは個人的な仲の人もおり、残りの2割は親友に近い程の仲なので、彼らを誰も傷付けないようにしたいのです!これからは、車でレースのメイン集団の側を通り過ぎることもあるので、選手が水の補給を求めれば、巻き込みの注意をしながら運転する必要があります。友人たちを怪我させてしまうなんて嫌ですからね!なので、私も動きを一つでも間違えてしまったら、と思うと恐ろしくなります。