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東京神保町

■【新型】新ジャンル「ダウンカントリー」!2022年 Top Fuelのご紹介

2021年10月8日 [東京神保町]

バイク

いつも、ご愛顧誠にありがとうございます。

TREK東京神保町店の本村です。

なんと!フルサスクロスカントリーMTBであった、Top Fuelがモデルチェンジ致しました。

今回のTop Fuelはメジャーアップデート、なんとバイクのジャンルそのものも変えてしまうほどのアップデートとなります。要注目!

 

■「ダウンカントリー」とは?

今回のTop Fuelの変更点のポイントですが、バイクのジャンルが昨年から注目を浴びている「ダウンカントリー」というものになっています。では、このダウンカントリーとはいったい何でしょうか?

 

■現代MTBのジャンル大別

MTBは昨今、以下のように大別されることが多いです。

XC:クロスカントリー

→クロスカントリーはスキーのオリンピック競技同様、比較的なだらかな山間を中心に行われるレース競技です。サスペンションのストローク量は100~120mmくらい。

 

AM:オールマウンテン

→「オールマウンテン」という競技があるわけではありませんが、一般に「トレイルバイク」と呼ばれるジャンルです。MTB界のセンターをいくモデルがこう呼ばれ、トレイルロードのツーリングから軽いダウンヒルまでMTBで行えることのすべてを楽しめるモデル。昨今ではストローク量140mm~150mm近辺が多いです。

 

FR/Enduro:フリーライド/エンデューロ

「エンデューロ」とは、時間制限制の登り区間をこなしながらダウンヒルのタイムを競う競技で、これらに使われるバイクおよび近似モデルを「フリーライド」や「エンデューロバイク」と呼ばれます。総じてホイールベースは広く、サスペンションは150~160mm前後です。

 

DH:ダウンヒル

→ダウンヒル競技といえば「Red Bull」が主催するRampageが夙に有名です。下りの速さを競うものから、数十メートルある崖をほぼ自由落下しながらところどころ設けられたジャンプ台でトリックを決めポイントを競うものなど。サスストロークは200mmにもなります。

 

 

 

(その他DJ・トライアル・ストリート等省略致します)

今回の「ダウンカントリー」はXCとAMのちょうど中間といってよいでしょう。立ち位置としては「とてもよく走るオールマウンテン」あるいは「困難なコースに自信をもって突っ込めるクロスカントリー」でしょうか。

 

■際限のない高性能化へのアンチテーゼ

ここからはやや予測が入り込みますが、ダウンカントリーバイクが生じた背景にはMTB…ひいてはスポーツバイク全体の高性能化が影響しているのではないかと思います。機材の高性能化やジオメトリの最適化に関する研究はMTBが競技として広く認知されてからずっと行われてきました。それは、「レースを速く走る為」であり、「より危険なダウンヒルコースをハイスピードに攻略する為」であり、「他の選手より一歩先を行く為」の性能でありました。

 

一方で、より高性能なバイクに乗れば乗るほど、乗り手が介入する余地はなくなっていきます。バイクのサスペンションが作動すれば、乗り手がわざわざ体重移動をする必要がなくなってしまうわけです。さらに、ストロークの長いサスは平地での漕ぎを些かですが緩慢にします。そうなると、家の近所にある上下動の緩やかなトレイルや初心者向けパークコース等では十分な満足感を得るのは難しくなってしまいます。また、自走でトレイルへアプローチするのも難しくなるでしょう。近所の野山でも十分な満足感を得るには、むしろサスペンションの性能は高すぎない方が良いというある意味逆説的な状況が生まれているのが、現代のスポーツバイクが抱えている矛盾です。

 

ここに対する揺り戻しとして、「ジオメトリはトレイルバイクのそれだがサスストローク量を減らすことで漕いでいる時の効率を上げ、激しすぎないダウンヒルでも十分にスリルを味わえる」バイクの存在が求められてきたのだと思われます。ここに対する回答のひとつが、ダウンカントリーというジャンルではないでしょうか。

■話は戻って…Top Fuel 2022

2022年モデルのTop Fuelは、バイクジオメトリの大幅な変更によって従来の「クロスカントリーフルサスバイク」から「ダウンカントリーフルサスバイク」へ見事な転身を果たしました。ジオメトリはFuel EXにかなり寄った形となり、ヘッド角・シートチューブ角はほぼ同じです。前後のサスペンションストローク量は120mmと設定されており、走行時のペダリング効率を向上させています。長すぎないストローク量は先述の通り遠くの激しいトレイルコースまでいかずとも十分に満足できるスリル感も味わえ、必ずしも下り基調でないトレイルでも中だるみすることなく爽快感を得ながら走ることができるというのも嬉しい点です。各パーツもShimano 1×12や36mmインナーレッグ径フロントサス、リアサスのトラニオンマウント化、JISねじ切りBB化等現代風にしっかりとアップデートされています。Fuel EXでもおなじみのダウンチューブストレージボックスも搭載されました。ドロッパーシートポストも完備されているので、ご納車直後から山を駆けずり回る準備万端といった構成が嬉しいですね。

 

Fuel EXとジオメトリもほとんど同じものとなったTop Fuelですが、最大の違いが※Mino Linkの構造です。

※Mino Linkとは…TREKのフルサスMTBに用いられる構造で、特殊なカプラーを前後入れ替えることでBB高やヘッド角などを変換し、下り寄りのジオメトリと登り等に適したジオメトリを使い分けることができる機構です。

 

Fuel EXのMino Linkはシートステーに取り付けられているのに対し、Top FuelのMino Linkはリアサスユニット取り付け部の下部そのものに組み込まれています。リアサスの取り付け部自体の造形・構造も変更されており、ここがFuel EXと同じジオメトリながらより漕いで進むことに特化している構造となっています。この構造の違いが、リアの剛性を高めねじり耐性を上げることでしっかりとした瞬発力を生み出すようになります。

 

タイヤも自走と下りのバランスを意識したXR4がアッセンブルされ、鬱蒼と茂ってぬかるんだトレイルでもしっかりと地面に食いつき推進力に繋げてくれます。

 

この「ダウンカントリー」というジャンル、まだまだ新進気鋭で情報も揃っているわけではありませんが下り専門というよりは里山で遊ぶことも多く、トレイルまで自走でアプローチすることも多い日本のMTBシーンにはピッタリでしょう。

 

まだまだ未知数の要素が多いニュージャンルの車体ですが、新型Top Fuelの登場はこれまで以上に市場を沸かせてくれるはずです

 

是非ご来店頂きお声がけいただければと思います。

 

本村

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