スポーツ自転車の楽しみ方 HOW TO ENJOY SPORTS BIKE

トライアスロンのはじめ方

 

スイム、バイク、ランの3種目をこなすトライアスロンは鉄人レースとも言われ、非常にハードルの高いスポーツと思われがちです。しかし一口にトライアスロンといっても様々な距離設定があり、「鉄人レース」は最も距離の長いフルトライアスロンを指します。オリンピック競技としてのトライアスロンは、実はフルトライアスロンの3分の1程度の距離で、平均3時間程度のレースなのです。

 

トライアスロンレースの距離はどれくらい?

各レースの距離は概ね以下の通りですが、ミドルディスタンスやロングディスタンスはレースによって距離にばらつきがありますので各レースごとにご確認ください。

 

スプリントディスタンス

スイム750m、バイク20km、ラン5km。はじめてのトライアスロンとしても最適ですし、スピード勝負を好む方にも人気です。

オリンピックディスタンス(スタンダードディスタンス)

スイム1,500m、バイク40km、ラン10km。その名の通りオリンピック競技の距離で、最も数多くレースが開催される距離です。まずはこの距離を完走することを目標に練習を進めましょう。

ミドルディスタンス(ハーフアイアンマンディスタンス)

スイム2,000m、バイク80km、ラン20km。ロングディスタンスに挑む方がステップレースとしてもよく挑まれる距離です。

ロングディスタンス(アイアンマンディスタンス)

スイム3,000m、バイク160km、ラン42.195km。最終目的となる鉄人レース。この距離を走りきれば、何にも代えがたい大きな達成感を得られることでしょう。

 

目標となるトライアスロンレースを決めよう

まずは目標となるレースを決めるところからすべてが始まります。レースにエントリーしてしまえば自ずと練習せざるを得なくなります。まずはスプリントもしくはオリンピックディスタンスのレースから始めましょう。今やトライアスロンはメジャースポーツといえるほどレースが数多く開催されています。特に6月~9月にかけては毎週のようにレースが開催されています。レースによってはプールで開催されるレースや、流れや潮のない湖や池で開催されるレースもありますので、スイムに不安のある方はこういったレースがおすすめです。また同じ距離でも1,500mの1周回と750mの2周回では、精神的なプレッシャーに違いがあります。不安な方は周回数の多いレースの方が向いているでしょう。

 

時期によってレースに違いはある?

5月~6月のトライアスロンレース

比較的気温が低く、バイクやランは走りやすいのですが、水温が低いことが多いので、この時期のレースには手首までカバーできるフルスーツのウェットスーツが必要です。また6月に入ると梅雨の季節になりますので、雨の中でのレースも覚悟する必要があります。

7月~8月のトライアスロンレース

気温が上がるため、特に熱中症に注意しなければいけないシーズンです。8月のレースでは気温35度を超える中で走らなければいけない場合も・・・

9月以降のレース

残暑はあるものの気温が落ち着いてくるので、この時期のレースは意外と狙い目です。また、水温はまだ高いままですので、袖のないロングジョンタイプのウェットスーツで十分でしょう。

 

トライアスロンレース選びにおすすめのウェブサイトは?

レース選びには下記のサイトがおすすめです。

日本トライアスロン連合
トライアスロン情報サイト Lumina 
スポーツエントリー 

トライアスロンレースに必要なアイテムは?

必要以上に初期投資をすることはありません。競技を深く理解するにつれて、徐々にアイテムをグレードアップしていきましょう。予算に応じて何に重点的に投資するかを決めますが、ウェアやシューズ、ヘルメットなど、On-Body(身体に接触する)アイテムに重点的に投資をすることが結果的にタイムを縮めることに繋がります。

トライウェア

すべての競技に必要なアイテムで、スイム、バイク、ランのそれぞれで高い機能を発揮するように設計されています。ワンピースタイプであれば腹部の締め付けが少なくおすすめです。

スイム

練習用には一般的な競泳用水着とキャップがあれば良いでしょう。レースではウェットスーツとゴーグル選びが重要です。

ウェットスーツ

スイムが苦手、または初心者の方は必ず着用してください。ほとんどの大会でウエットスーツの着用が義務化されており、義務化されていない大会でも着用推奨としている大会が多くなっています。着用することで浮力が得られ、保温性も確保でき、楽に速く泳ぐことができます。大会によってはレンタルをしているところもあり、宅配レンタルのサービスも存在します。初期投資を抑えたい方は購入せずレンタルに頼るのも良いでしょう。購入の場合は既製品で2万円程度~、フルオーダーで4万円程度~購入できます。

ゴーグル

屋外でのレースになりますので、乱反射を抑えたコーティングのモデルがおすすめです。また視界を広く得やすい大きいレンズのものが良いでしょう。形状は個人差がありますので、自分の顔の形状にぴったり合うものを探すのがおすすめです。レース中にゴーグルの中に水が侵入すると大きなストレスになりタイムに影響してしまいます。実際にプールで使用して水が侵入するのであれば、違うものを試してみましょう。比較的低価格で購入できるアイテムなので、ベストフィットのものが見つかるまでしっかり投資をすることがおすすめです。

バイク

下記のアイテムに加えて、練習用としてサイクルジャージ、パッド付きバイクパンツ、ウォーターボトル、サイクルコンピュータなどが必要です。

トライアスロン用バイク

ロードバイクもしくはトライアスロンバイクが必要です。まずは練習にもレースにも使えるロードバイクを選択するのが良いでしょう。

トライアスロンにおすすめのロードバイク!

Émonda ALR 4(税抜129,000円)

トレックの定番アルミロードバイク。フレーム単体で1kgの超軽量と高い反応性、操作性が特長。

Domane SL 5(税抜¥241,000)

ミドルグレードのカーボンフレームのロードバイク。前後に振動吸収性を高めた機構を備えることで体に伝わる振動を吸収し、ランに足を残すことができる。また直進安定性の高いフレーム設計のため、DHバーを付けた状態でも安定して走ることができる。

 

Madone 9.0(税抜¥510,000)

エアロダイナミクスを極限まで追求したロードバイクで、バイクパートのタイムが間違いなく縮まるでしょう。完成車にディープリムのホイールが装着されていることため、トライアスロンに求められる要素が高いレベルで満たされており、カーボンロードバイクとホイールを別で買うよりもこちらの完成車パッケージの方がお買い得です。DHバーを装着することも可能。また攻撃的なルックスは非常に魅力的です。

ヘルメット

エアロダイナミクスを重視したセミエアロモデルがおすすめです。バイクよりもヘルメットが空気抵抗削減に効果があるという実験結果もあり、しっかりと投資することをおすすめします。

トライアスロンにおすすめのヘルメット!

Bontrager Asia Fit Ballista MIPS Bike Helmet(税抜¥23,149)

空気抵抗を抑えたセミエアロモデル。空気を取り込むベンチレーションも大きく設計され、頭部のオーバーヒートを防ぎます。アジアフィットは日本人の頭の形状に最適です。

Bontrager Velocis MIPS Asia Fit Road Helmet(税抜¥23,149)

上記のBallistaよりも、よりベンチレーションを重視したモデルで、より暑い時期のレースに向いたモデルです。もちろん高い空力性能も損なわれていません。アジアフィットは日本人の頭の形状に最適です。

ビンディングシューズ

長い距離を楽に走るためには、スキー板のようにペダルとシューズを固定するビンディングシステムが必須といえます。

トライアスロンにおすすめのビンディングシューズ!

Bontrager Circuit Road Shoe(税抜¥14,723)

お求めやすい価格ながら、自然なフィットを実現するBoaダイヤルシステムを搭載したハイコストパフォーマンスモデル。一体感のあるアッパーソールのデザインも魅力的。

Bontrager Woomera Triathlon Shoe(税抜¥21,297)

バイクに乗りながら簡単にフィットを調整できるベルクロ、また裸足で履くことを想定したデザイン、ヒールに取り付けられたループなど、トライアスロンに特化したモデル。もちろん通常の練習でも使用可能。

ラン

シューズ

一般的なランシューズでも構いませんが、可能であれば裸足で履くことを前提としたトライアスロンモデルがおすすめです。

GPSランニングウォッチ

ペースを管理できるGPSランニングウォッチは練習にもレースにも必須のアイテムといえるでしょう。GPSがついていれば、それほど長時間駆動を必要としない低価格のモデルで十分です。

準備期間はどれくらい必要なの?

「25m泳げて、自転車に乗れる」方であれば半年程度、そうでない方は1年程度をかけて準備をしましょう。各地でセミナーやスクールも開催されていますので、参加してみるのも良いでしょう。

スイム

まずはプールで正しいフォームを身に着け、長距離を泳ぎこむのが完泳へのプロセスです。プールによってはウェットスーツ禁止の場所もあります。またレースが近くなった段階で可能であれば海や湖で泳いでみることをおすすめします。必ずウェットスーツを着用し、監視員のいる管理された遊泳可能な場所で泳ぎましょう。

バイク

週末のロングライド、平日は室内でのローラー台練習などで基礎的な体力を身に着けましょう。DHバーを装着して走る場合は、道の広いサイクリングロードなどでしっかりと練習をしてからレースで使用しましょう。

ランニング

長距離を走り込むことは膝へのダメージが大きくなるため、あまりおすすめしません。目標となるレースのランの距離以下の練習だけで問題ありません。長距離を走る代わりに、バイクトレーニングを終えてから走り出す「ブリックトレーニング」を取り入れましょう。ランの着替えやウェアを用意した状態で1時間程度のバイク練習をして、できるだけ素早く着替えて10kmのランニングをすることで、安全に2つの競技のトランジションの練習が可能です。室内ローラー台があればよりスムーズでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?機材や練習のプロセスがわかると、なんとなく完走できそうな気がしてきませんか?トライアスロンに挑戦して、大きな達成感を得ましょう!

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